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【バックパッカー向け】これからがベストシーズン!西オーストラリア州北部の街 カラサ

カラサ

私は今、西オーストラリア州北部にあるカラサ(Karratha)という街で暮らしはじめて、約3ヶ月が経ちました。そろそろオーストラリアも冬が来て寒くなるので、「北に移動しようかな」と考えている人のために、カラサについて簡単に紹介します。

もくじ

真っ赤な大地と青い海の間にある街

カラサの赤い大地

周りは赤い土に覆われた小高い山(丘)と海しかありません。山には一切木がなく、シティ周辺に住んでいた人は今までにない景色に驚くと思います。ビーチは、車で30分ほど走ったDampirというところにビーチがあります。Dampirには炭鉱を運ぶ長距離列車がよく止まっているので、カラサに来た際はぜひ見てほしいです。

FIFOで有名な街

カラサというと「FIFO」や「マイニング」というワードと一緒に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。カラサは炭鉱(マイニング)で有名な街です。FIFO(フライイン、フライアウト……2週間程度毎に仕事をしに現地に行き、休みになるとシティに戻る働き方)で来る人も多く、街には必ず一人は黄色作業着を着た人を見かけます。

映画「RED DOG」

カラサを舞台にした映画「RED DOG」です。舞台は70年代くらいですが、周りの山や海などの風景は今と同じです。今のカラサはこんなに「The 炭鉱」な感じではないので、ご安心ください笑

(ホストファミリーのNetflixでは見られたのですが、私個人のアカウントで契約しているNetflixでは検索してもでてきませんでした。)

冬がベストシーズン!

オーストラリアの北側の特徴としては、冬でも暑いです。4月〜10月は雨も少なく、気温も暑すぎないないので、観光シーズンに入ります。ビーチを楽しもうと多くの人が訪れます。6、7月ごろになるとワイルドフラワーが咲き始め、真っ赤な大地を華々しく彩ってくれるようです。

「月の階段」が見られる数少ない場所

満月の時にしか見られない「月の階段」が見られる場所としても有名です。見られる時期は雨が少なくなる4月〜10月と観光シーズンと被ります。

日本人が少ない

住み始めて、3ヶ月経ちましたが、日本人を全く見かけません。いるのはほとんどがオージー。次に多いのがアボリジニです。アジアンもたまに見かけますが、そのほとんどがチャイニーズ。どうやら中国人の間では、カラサは稼げる街として有名なようです。(後に日本の女の人に会いましたが、十数人の日本人が住んでいるそうです。)

パースからだいぶ離れて田舎のように感じますが、ここにいるオージーが話す英語で訛っていると感じたことは少ないです。(といっても、オーストラリア2年目なのでオージー語に耳がなれてきた可能性もありますが……笑)オージーにも稼げる街として有名らしく、昔から住んでいるというよりは、稼げるからここに移ったという人が多いようです。みんな似たような格好をしているので分かりにくいですが、お金持ちが本当に多いです。

イベントがたくさん!

カラサではイベントが盛んに行われています。3月には芸術祭がありました。6月には「Red Country Music Festival 2021」という音楽祭が行われます。

求人が盛りだくさん

どこも人手が足りていないらしく、アジアンテイストカフェの前を除いていたら、お店の人に「仕事を探してないかー?」と話かけられました。他にもローカルカフェや、ハウスキーパー、魚屋など様々な仕事をFacebookで見かけたので、来るなら今が狙い目です。カラサは他の地域と比べ、比較的時給も高いです。マクドナルドやcoles、woolworthも募集をかけていたので、シーズンが来る前にどこのお店も人を集めたいようです。今なら、履歴書持ち込みをしてすぐに働かさせてくれそうです。

英語力に自信がなかったり、経験がなくても、ローカルの仕事をゲットできそうです。

求人探しはgumtreeより、Facebook

カラサの求人はgumtreeよりFacebookのグループに参加することをおすすめします。「Karratha Work Wanted Group」のフォローをおすすめします!またWAのバックパッカーグループに参加するのもおすすめします。こちらにも、たまにカラサの求人が流れてきます。

お店は一通り揃っている

市内中心のショッピングセンターには、coles、woolworth、K-mart、target。外食だと、マクドナルド、ハングリージャックス、サブウェイ、Boostなどオーストラリア定番の外食チェーンは一通りあります。あと何箇所かカフェやお寿司を販売するジャパレスもあります。少し離れたショッピングセンターにはIGAもあります。

プールやジム、ペットショップ、図書館もあり、暮らす分には特に困らないです。強いていうなら、唯一のアジアンショップは、東南アジアショップみたいになっており、日本食が全くありません。あるのは、インドや中国、東南アジア系の見たことない食品ばかり。IGAに少しだけわさびやみりん、白だしなどが売っていましたが、かなり高かったです……笑

家賃や生活費が高い

ここからはデメリット要素を紹介します。まずは家賃が高いです。これはここに住むオージーが口を揃えていうのですが、カラサはここ最近家賃相場が上がっているようです。アコモデーションは、gumtreeで探してもなかなか出ておらず、一体ここに住んでいる人たちはどうやって家を探しているのか気になるところです。

また、食べ物、特に野菜、果物、肉が高いです。値段相場的にはパースと比べて$1〜2ほど。カラサの周りには、野菜を育てるファームがないのでこの価格になっているみたいです。パースでも東海岸より高いですけどね。でも、加工食品やシャンプー、リンスなどの価格は同じくらいでした。値下げのタイミングも同じです。

個人的に少し困るなと思っているのは、Discount pharmacyがないので化粧品類はスーパーの値引きを待たないといけないところ。あと、スーパーだと愛用していたブラックモアズのビタミンEクリームの取り扱いがなく、仕方なく適当なビタミンEクリームを見つけて使っています。

車が必要

コンパクトにまとまっているカラサですが、生活には車が必要です。一応バスも通っていますが、本数が限られています。UberやDiDiなどの配車サービスはありません。

信号機が少なく、駐車場が満車になることもないので、運転するのは簡単です。

カラサでのおすすめな暮らし方

デメリット要素をかなり大きく感じる人もいると思います。おすすめなのが二通りあります。

一つはアコモデーションを紹介してくれる求人を探すこと。マイニング関連のハウスキーパーやキッチンハンドを選ぶとアコモデーションがついている求人も多いです。

二つ目は、オーペアとして家族と一緒に暮らすことです。私はこの方法でカラサに滞在しています。実はカラサは子どもを持つ家庭が多く、オーペアの街としても知られています。共働き家庭が多いので、オーペアを探している人たちがかなりたくさんいます。オーペアをすると、食費が浮きますし、車を貸してくれるお家も多くあります。また一時的に子どもを見ていて欲しいというお願いも多く、空き時間をうまく利用すればかなり稼げると思います。

オーペア以外でも、土日に働いてくれるカフェ従業員を探しているお店もありますので、稼ぐチャンスはいくらでも転がっています。

カラサに行くには……

カラサに行く方法は、飛行機、バス、車の3通りです。

飛行機で行くなら、パースから2時間程度。値段は$300〜400程度です。バスもパースから出ており、約25時間程度かかります。価格は飛行機より少し安い$200程度。車はパースから約16時間程度です。

一番安く済ませる方法は、FacebookのバックパッカーグループかKarrathaのコミュニティグループでカラサまで車で行く人を探して、その人に乗り合いを依頼する方法です。カラサの住人はパースまで行き来している人も多いです。またカートリップに行くバックパッカーも多いです、燃料費を負担すると言えば、喜んで相乗りさせてくれるでしょう。

まとめ

カラサは本当に不便な場所にありますが、雨が降った日にしか見られない滝や、自然の中に現存するアボリジニの絵、超長い炭鉱列車など、カラサでしか見られないものがたくさんあります。ぜひ、カラサに来て”リアルオーストラリア”を体感してみてください!

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